【コンサルタントが語る】調剤薬局事務に必要な知識5つと勉強方法4つ

調剤薬局事務に必要な知識5つと4つの勉強方法のアイキャッチ 医療事務
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調剤薬局事務に興味が出てきたそこのあなた、

調剤薬局事務ってどんな知識が必要なの?

どうやって勉強していけばいいの?

どれくらい学習期間が必要になるんだろう?

と悩んでいませんか?

ここでは水口錠二著『夢を叶える「医療事務のしごと」超入門』より、調剤薬局事務に必要な知識5つを紹介。

水口氏は医療機関勤務後、医療系教育機関の事務局長を経て独立。現在は一般社団法人日本医療報酬調査会理事を務めつつ、医療コンサルタントとして活躍しています。

そんな水口氏が調剤薬局事務に必要な知識を「医療事務に必要な6つの基本」という項目で解説していましたので、このページでは調剤薬局事務向けにわかりやすくまとめました。

基本から就活成功マニュアルまでまとまっている良書ですので、気になった方はこちらの本もチェックしてみてくださいね。

後半にはその5つの知識を勉強する方法4つと、それぞれの学習期間についても書いています。

あなたにはどの勉強方法が向いているのか、チャートも載せましたので参考にしてみてくださいね。

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調剤薬局事務が身につけるべき知識5つ

調剤薬局事務が身につけるべき知識を5つ、最初に紹介します。

  1. 調剤報酬点数制度
  2. 医療関連法規
  3. 医療保険制度
  4. レセプト審査システム
  5. 薬学的知識

うわぁ、なんだか難しそうな言葉がいっぱい。

もう嫌〜!

となりますよね。もう少し聞いてください。

なんだか難しい名前がついているだけで仕組みの考え方自体は簡単です。

噛み砕きながら詳しく見ていきましょう。

調剤薬局事務が身につけるべき知識1:調剤報酬点数制度

調剤薬局の収入は患者さんの支払いと、レセプト申請による組合や市町村といった保険者からの医療費の支払いがあります。

この時のレセプトと言われる、いわゆる請求書を作成するときに必要なのが調剤報酬点数制度というツールなのです。

調剤報酬点数制度には「初診のときは○点」「再診のときは○点」、「内服薬は○点」「頓服薬は○点」など、全ての行為に点数が割り振られています。

それらの点数は『調剤報酬点数表』に以下のようにまとまとめられています。

日経メディカルより引用

細かくて嫌になってしまいそうですが、暗記する必要はありません。

入力は点数表を確認しながら入力するので、調剤薬局事務が必要なのはどの行為が何点に該当するのかという知識になります。

暗記しなくて良いのは嬉しいね。

調剤薬局事務が身につけるべき知識2:医療関連法規

調剤薬局を運営したり、調剤行為を行う上ではさまざまな法律が定められています。

代表的な法律は薬剤師法や薬機法(正式名称:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)など。

例えばこんなことが記載されています。

薬剤師法

薬剤師は医師、歯科医師又は獣医師が書いた処方せんに基づいて調剤しなければなりません(第23条)。

調剤した処方せんや、調剤に関する事項についてのさまざまな記録を保管しなければなりません(第27条、第28条)。

薬機法

薬局は、その所在地の都道府県知事の許可を受けなければ、開設してはならない(第3章)。

医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の効能、効果又は性能について、医師その他の者がこれを保証したものと誤解されるおそれがある記事を広告し、記述し、又は流布することは、前項に該当するものとする(第十章)。

法律とか難しそう…。

勉強しなくてもなんとなくで大丈夫なのでは…?

と思われがちな関連法規。

しかし、薬機法違反の事例が日本薬剤師会でも指摘され、薬局の法令遵守の注意喚起が行われています。

(参考▶日本薬剤師会

調剤薬局事務が身につけるべき知識3:医療保険制度

患者さんが持っている保険証から、患者さんが所属している保険が分かります。

医療保険制度は大きく3つに分けられます。

国民全体を対象にした医療保険、75歳以上を対象にした後期高齢者医療、公費で医療費を負担する公費負担医療。

これらはさらに健康保険や国民健康保険に別れたり、感染症及び感染症の患者に対する医療に関する法律や生活保護法適応されるのかなどに細かく別れます。

公的医療保険の分類
価格ドットコムより引用
2011/10/30 鹿児島県薬剤師会薬事情報センター 惠谷誠司 - ppt download
鹿児島県薬剤師会薬事情報センターより引用

医療保険制度が異なることで患者の負担割合が変わったり、レセプトの申請先の保険者が変わるなど、普段の業務にはなくてはならない知識となります。

調剤薬局事務が身につけるべき知識4:レセプト審査システム

調剤薬局の収入源にレセプト請求があるという話はしましたね。

レセプトは保険者に請求したら請求した分の医療費が全て払われる、とは限りません。

記載事項等に誤りがあると「返戻」といって、申請したレセプトが受け入れてもらえず、再提出が求められます。

場合によっては医療費を減額されたり、払ってもらえないこともあります。

そうなると調剤薬局の収益は下がり、経営を圧迫することにもつながります。

調剤薬局事務は経営面でも重要な役割があります。

調剤薬局事務は正しいレセプトを作成するための、システムの知識が求められています。

調剤薬局事務が身につけるべき知識5:薬学的知識

レセプト審査システムの項目で話したレセプトの作成には専門知識も必要になります。

例えば麻薬等加算(麻薬、向精神薬、覚醒剤原料、毒薬)ができる場合であっても、どの薬がそれに該当するのか知らなければ加算することができません。

計量混合調剤加算では液剤、散剤・顆粒剤 、軟・硬膏剤など、財形の違いによっても加算の点数が変わってきます。

ある程度の薬学的知識がないと正しいレセプトを作成するのは難しいと言えますね。

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調剤事務が知っておくべき知識の勉強方法4つ

調剤薬局事務が知っておくべき知識を5つ確認してきましたが、なかなか難しそうな知識ばかりでしたよね。

では、それらの知識は一体どうやって勉強したら良いのでしょうか?

ここでは4つ紹介します。

  1. 専門学校・短大に通う
  2. 通学講座に通う
  3. 通信講座を受ける
  4. 独学

それぞれの特徴を見ていきましょう。

勉強方法1:専門学校・短大に通う

1〜4年間学校に通って学ぶことになりますので、基本的なことから実践的なことまで深く学ぶことができます。

専門学校では調剤薬局事務の資格だけでなく、医療事務の資格もセットで取得できるようカリキュラムが組まれていることも多いです。

その他にも

  • 基礎医学、臨床医学
  • 薬学概論
  • 法規
  • 経営
  • マナー接遇

など、幅広い知識を学習することが可能。

更には就職率が高いのも専門学校・短大の大きなメリットでしょう。

マナー接遇の講義があるだけでなく、ほとんどの学校で就職をサポートしてくれます。

中には専門学校や短大にしか求人情報を載せていない病院やクリニック、薬局などもありますので、選択しの幅も広くなります。

深い知識の取得をサポート!

その代わりに費用がかかるのがデメリット。

年間60〜100万円程度かかります。

しかし、医療事務や調剤薬局事務の需要や専門性は高まっているため、一度社会人として働いていた人が入学し学習し直すというパターンも増えています。

参考▶【資格の大原】薬局事務コースで取れる資格・学費は?無料資料請求の方法も解説

勉強方法2:通学講座に通う

通学講座は3〜6ヶ月程度スクールに通い、資格取得を目指します。

調剤薬局事務の資格だけであれば最短1ヶ月程度で取得できる講座もあります。

費用も10万円程度になりますので最短で効率よく資格取得を目指したい人にとって一番の選択肢になります。

こちらは社会人の方でも受講できるように土日や夜間に受講できるコースがあるのも大きなメリット。

専門学校や短大同様就職サポートを行っていることも多いですので活用するようにしましょう。

最短合格を目指します。

ただし、近くにスクールがあるのが条件。

自宅近くや職場近くにスクールがあるか確認しましょう。

勉強方法3:通信講座を受ける

通信講座は3〜6ヶ月程度で資格取得を目指します。

痛覚講座を受講できるスクールが近くにない場合はこちらが一番の選択肢になってくると思います。

通学コースのある学校の通信講座を利用したら、通学講座とほぼ同じクオリティで受講できますし、自宅などの場所にとらわれずに学習ができるのが大きなメリット。

コスパを重視した方法ですね。

就職サポートに関してはパンフレットを送付して終わりの通信講座もありますので、自分がどこまでのサポートを求めているのかを含めて選ぶようにしましょう。

参考▶【完全初心者向け】ヒューマンアカデミーたのまなの調剤薬局事務講座

勉強方法4:独学

独学は完全に個人での勉強になりますので学習期間は人により幅があります。

費用に関しては書店の参考書数冊で良いですので、数千円程度と一番安く抑えることができるのが一番のメリット。

マイペースにゆっくりと進めたいのであればおすすめ。

ただし、前半で見てきたように調剤薬局事務は身につけるべき知識が多く専門的ですので、調剤薬局事務で働いた経験のある人がスキルアップを目指して利用する方法として考えておいたほうが良さそうです。

調剤薬局事務の勉強方法の選び方

勉強方法はわかったけど、自分に合った方法がわからない…。

という方のために、チャートを用意しましたので参考にしてみてください。

調剤薬局事務の勉強方法の選び方をまとめたチャート

私的にはまとまった時間が取れるのであれば通学講座、働きながらであれば通信講座がおすすめです。

通学講座は土日や夜間のコースもありますが、忙しく働いている中で通学しながら通うのは結構体力や気力が必要です。

なので現在働いている人は場所に縛られずマイペースに続けられる通信講座がおすすめ。

独学のように期間をいつまでも先延ばしにできる方法と違って、受講期間も制限されるのである程度の緊張感を保って学習に励めます。

興味のある方は初心者でもおすすめの通信講座の「たのまな」の紹介もしていますのでチェックしてみてください。

通学コースもあるヒューマンアカデミーたのまなの通信講座なので、通学講座のクオリティを確保しつつお手軽に学習できますよ。

汎用

参考▶【完全初心者向け】ヒューマンアカデミーたのまなの調剤薬局事務講座

もっと幅広く、自分の可能性を広げたいという人は専門学校や短大もおすすめ。

じっくりと自分に合った分野を見つけられるのでミスマッチを極限まで減らせますよ。

そんな専門学校であれば大原がおすすめ。

資格の大原では、一生モノや就職に役立つ資格取得をサポート【資格の大原】

全国各地に専門学校があり、実績もノウハウもある実力派です。

まとめ:調剤薬局事務の資格取得に向けて踏み出そう!

調剤薬局事務は今後も求められる職業です。

しかし、現在では調剤薬局事務を志望する人の数も増え、一筋縄では活躍できない時代に。

そんな中で他よりも有利になるために調剤薬局事務が身につけるべき知識を5つ紹介しました。

  1. 調剤報酬点数制度
  2. 医療関連法規
  3. 医療保険制度
  4. レセプト審査システム
  5. 薬学的知識

どれも難しく見えますが、調剤薬局事務として働くには必要な知識です。

これらの知識をどうやって身につけるのか、勉強方法も4つ紹介しましたね。

  1. 専門学校・短大に通う
  2. 通学講座に通う
  3. 通信講座を受ける
  4. 独学

それぞれのメリット・デメリットを確認しつつ、チャートを使って自分に合った勉強方法で知識を身に着けたら、調剤薬局事務としては鬼に金棒。

今後も困ることはないでしょう。

調剤薬局事務の勉強方法の選び方をまとめたチャート

是非他の人との差別化やスキルアップのために勉強を続けてくださいね。

今回紹介した調剤薬局事務通信講座はこちら。

ヒューマンアカデミーの通信講座「たのまな」

専門学校であれば大原をチェックしてみてくださいね。

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