【中身は似てるの?】救心と六神丸の違いと、危険性はないのか検証

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救心と六神丸の違いと、危険性はないのか検証 健康

動悸、息切れによく使われる救心や六神丸。

でも、

似た薬なら六神丸のほうが安いけど……。

同じように使っていいの?違いは何!?

とお困りの人は多いのではないでしょうか。

そこでこのページでは、救心と六神丸の違いについてわかりやすく解説。

後半には救心と六神丸には危険性はないのか解説していきます。

ぜひ最後まで読んでくださいね。

救心と六神丸の違い

救心と六神丸の違いと、危険性はないのか検証

では早速、救心と六神丸の違いを見ていきたいのですが、違いを見ていく前に共通していることを確認しておきます。

まず、救心と六神丸はどちらも『どうき、息切れ、きつけ』に効果のある医薬品です。

きつけとは一種の脳貧血状態や疲れて元気のない状態に対して、気力を回復させたり、頭の働きをハッキリさせる効果のことです。

メカニズムとしては心臓のポンプの働きを改善することで血流を良くし、効果を発揮しています。

では、それぞれにどんな違いがあるかといえば以下の通り。

【救心:ストレスを感じやすい人に】

【六神丸:どうきが気になる人に】

それぞれもう少し詳しく説明していきましょう。

救心

救心は特にストレスを感じる状況が多い人におすすめです。

成分の特徴は以下の通り。

成分主な作用・特長
蟾酥(センソ)心筋の収縮力を高めて血液循環を良くする。
呼吸機能を高めて全身の酸素不足を改善。
牛黄(ゴオウ)末梢循環を改善し、心臓の働きを助ける。
鹿茸末(ロクジョウマツ)強壮作用。
人参(ニンジン)
羚羊角末(レイヨウカクマツ)ストレスなどからくる神経の緊張を和らげる。
真珠(シンジュ)
沈香(ジンコウ)
龍脳(リュウノウ)気力や意識の減退を回復する。
動物胆(ドウブツタン)ブタの胆汁を乾燥させたもの。

細かいところは置いておいて、注目したいのはストレスによる緊張を和らげる成分が3種類配合されています。

そのため、

ストレスを感じた時に症状が出てくる。

普段からストレスを感じることが多い。

という人におすすめです。

六神丸

六神丸には六神丸Rと六神丸Sがあります。

六神丸Rの内容は以下の通り。

成分主な作用・特長
蟾酥(センソ)心筋の収縮力を高めて血液循環を良くする。
呼吸機能を高めて全身の酸素不足を改善。
牛黄(ゴオウ)末梢循環を改善し、心臓の働きを助ける。
鹿茸末(ロクジョウマツ)強壮作用。
人参(ニンジン)強壮作用。
真珠(シンジュ)ストレスから来る神経の緊張を和らげる。
龍脳(リュウノウ)気力や意識の減退を回復する。
動物胆(ドウブツタン)ブタの胆汁を乾燥させたもの。

救心に比べてストレスに効果的な成分が2つ少なくなっています。

そのため、

ストレスとは関係なくどうきや息切れが気になる。

登山や運動をするとすぐにドキドキしてしまう。

という人におすすめです。

ただし、スポーツをしている人はドーピングの成分として引っかかってしまうことがあリます。

大会に出場する予定がある人は、委員会などに前もって使用の可否を確認しておくようにしましょう(救心も同様)。

六神丸Sの成分の特徴は以下の通り。

成分主な作用・特徴
牛黄(ゴオウ)末梢循環を改善し、心臓の働きを助ける。
蟾酥(センソ)心筋の収縮力を高めて血液循環を良くする。
呼吸機能を高めて全身の酸素不足を改善。
鹿茸末(ロクジョウマツ)強壮作用。
人参(ニンジン)強壮作用。また鎮静作用により精神安定、抗ストレス効果。
沈香末(ジンコウマツ)ストレスからくる神経の緊張を和らげる。
莪蒁末(ガジュツマツ)強心作用。
熊胆(ユウタン)鎮けい・鎮静作用。
甘草末(カンゾウマツ)鎮けい作用。
黄連末(オウレンマツ)鎮静作用。

こちらは救心と成分が少し変わっていて、鎮けい作用という働きが目立ちます。

鎮けい作用は、けいれんを抑える働きのことで、ここでは『どうき』への効果に繋がっていると考えられます。

そのため、

症状の中でもどうきが一番気になる。

という人には六神丸のほうがおすすめです。

ただし、残念ながら六神丸Sは2023年現在の時点では製造が見合わせになっています。

救心と六神丸に危険性はないのか

さて、商品の違いを見てきたところで後半は救心と六神丸に危険性はないのかについて見ていきましょう。

救心と六神丸は心臓に効く薬と聞いて

なんだか強い薬なの?

危険性はないのかしら?

と心配になってしまう人もいるのではないでしょうか。

そこでこのページでは以下の3つの観点から、救心と六神丸の安全性について検証していきたいと思います。

  1. 救心と六神丸の副作用について
  2. 毎日使っても良いのか
  3. 他の薬と使っても良いのか

結論を先に伝えてしますと、注意点さえ守って使用すれば安全なお薬です。

では、ここでの注意点とはどういった事があるのか、詳しく見ていきましょう。

検証1:救心と六神丸の副作用について

最初に救心と六神丸の副作用にはどんなものがあるのか確認しておきましょう。

【救心の副作用】

発疹・発赤、かゆみ、吐き気・嘔吐

【六神丸の副作用】

吐き気・嘔吐

これらの副作用は一般的にどんなお薬にも書かれているようなものですので、これと言って“特別に危険”というわけではなさそうです。

心臓に作用する薬だからもっと怖い副作用があるのかと思った。

検証2:毎日使っても良いのか

続いての検証は毎日使用しても問題ないのかについて。

救心製薬ではこのように回答しています。

続けて服用されても差し支えありません。

服用後すみやかに吸収・代謝され、いつまでも薬が体の中に残ったり、服用をやめることで急に症状が強く現れたりすることもありません。ただし、5〜6日間服用しても症状がよくならない場合は、他に原因があることも考えられますので、医師、薬剤師または登録販売者にご相談

救心製薬公式ホームページより引用

廣貫堂でもこのように回答していました。

5~6日間服用しても症状がよくならない場合は、服用を中止し、医師にご相談ください。

廣貫堂公式ホームページより引用

特に体の負担になることはないようだね。

成分を見ても血液循環を改善したり、神経の緊張を和らげてくれることから、むしろ心臓の負担を減らしてくれる薬だと考えられます。

ただし、注意書きにあるように5〜6日使用しても症状の改善が見られない場合は服用を中止するようにしましょう。

薬は体にとっては異物です。

効果のない医薬品を使用することは体の負担になります。

検証3:他の薬と使っても良いか

最後の検証は他の薬と使っても良いのかという点です。

いくら良いお薬であっても、他のお薬との飲み合わせが悪ければ治療に悪影響を起こしかねません。

こちらもそれぞれの会社ではどのような見解になっているのか確認しましょう。

ジギタリス製剤やセンソ含有製剤との併用は控えてください。

(中略)ほかの医療用医薬品との併用については、基本的には主治医にご相談頂きたいのですが、これまでに併用による相互作用の報告はありません。

OTC医薬品については、センソ含有製剤(六神丸など)との併用はセンソが重複するためおすすめできません。ほかのOTC医薬品との併用については、これまでに併用による相互作用の報告はありません。

救心製薬公式ホームページより引用

心不全の時に処方されるジギタリス製剤(ジゴキシン、メチルジゴキシン、ラニラピッド等)や強心薬を服用されている場合は、本製品を服用しないでください。それ以外のお薬については特に禁忌ではありませんが、かかりつけの医師にご相談の上服用してください。

廣貫堂公式ホームページより引用

心臓の薬を使っている、という人以外は問題は少ないみたいだね。

ただし、基本的に病院で治療中の病気がある人はかかりつけの先生に確認してから使用するようにしましょう。

また、OTC医薬品というのは市販薬のことです。

救心と六神丸との飲み合わせに問題がなくても、他の市販薬自体が心臓の負担になる可能性もありますので飲み合わせが心配な場合は薬局やドラッグストアの薬剤師に相談してから使用するようにしましょう。

まとめ

以上、救心と六神丸の違いでした。

【救心:ストレスを感じやすい人に】

【六神丸:どうきが気になる人に】

後半には救心と六神丸の危険性はないのかについても検証しました。

注意点さえ守れば安心して使用できるお薬ですので、使用を検討している人はもう一度注意点を確認してから使用するようにしましょう。

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