【意外と知られていない】OS-1の本当に正しい使い方【熱中症】

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OS-1の正しい使いたかを説明するブログのアイキャッチ 健康

暑い時期になり

熱中症にはOS-1がいいらしい。

早速OS-1を買ってこよう!

という方が増えています。

そういった意識自体はものすごく大切なのですが、ドラッグストアで働いているとOS-1を正しく使えていない人がチラホラいることが気になります。

そこでこのページではOS-1の正しい使い方と、正しく使えていない場合に何が危険なのか紹介します。

OS-1の使い方に正しいとかあるの?という人は少し危険ですので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

それでは早速見ていきましょう。

OS-1の本当の使い方とは?

太陽と水の画像

早速ですがOS−1を熱中症の予防に使っていませんか?

え、そうだけど何か?

という人、実はその使い方間違ってるんです。

OS−1は“予防”ではなく“治療”に使う経口補水液です。

大塚製薬工場の公式サイトではこのように表記されています。

軽度から中等度の脱水症における水・電解質の補給、維持に適した病者用食品です。
下記の状態等を原因とした脱水症の悪化防止・回復、脱水症の回復後も下記の状態等における水・電解質の補給、維持にご利用ください。
● 感染性腸炎、感冒による下痢・嘔吐・発熱 ● 高齢者の経口摂取不足 ● 過度の発汗
また、脱水を伴う熱中症にもご利用ください。

大塚製薬工場公式サイト

説明内に出てくる病者用食品とは特定の疾患の食事療法に用いられる食品のこと。

OS−1は“軽度から中等度の脱水”という疾患の時に使うもので予防的に使うものではないのです。

摂取上の注意として1日あたりの目安量もありますので確認して飲むようにしましょう。

脱水状態に合わせて適宜増減してお飲みください。

  • 学童~成人(高齢者を含む):500~1000mL(g) /日
  • 幼児:300~600mL(g) /日
  • 乳児:体重1kg当たり30~50mL(g) /日

しかし何も気にせずに飲んでいた、という人も多いのではないでしょうか?

予防的に普段から使っているとどうなるのか、次から見ていきましょう。

OS−1を正しく使わないとどうなるの?

照りつける太陽

さて、それではOS−1を正しく使わない、つまり予防として日頃から使うとどうなるのでしょうか?

結論、血圧に影響してしまうことがあります。

厚生労働省によると塩分摂取の目安量は男性で7.5g、女性で6.5g、高血圧や慢性腎臓病の人は1日6g未満にすることが推奨されています。

実際の食塩摂取量平均値は下の図の通りで男女共に2〜3g程度上回っています。

食塩摂取量平均値

参考:厚生労働省e-ヘルスネット年齢調整した、食塩摂取量の平均値の年次推移(20歳以上)

そしてOS-1の500ml中に含まれる塩分の量は1.46g

OS-1を1本飲むだけでその日の塩分の約20%を摂取してしまいます。

ただでさえ塩分の摂取量が問題視されている中で、OS-1を日常的に使うことがおすすめされていない理由がわかりますね。

正しい熱中症予防の水分補給

水を飲む女性

さて、OS-1を日常的に熱中症予防として使うことがおすすめされていないことがわかりましたが、それでは熱中症予防にはどんなものを使ったら良いのでしょうか?

ここではおすすめを2つ紹介します。

  1. アイソトニック飲料
  2. ハイポトニック飲料

聞き慣れない単語が出てきましたが安心してください。

おそらく誰もが飲んだことのあるスポーツドリンクを分類分けした時の名称になります。

ではどんな内容なのか簡単に見ていきましょう。

正しい熱中症予防1:アイソトニック飲料

アイソトニック飲料とは塩分や糖質が体液と同じになるように調整されています。

汗をかいた時には吸収率が下がってしまうので、安静にしている時の水分補給におすすめ。

商品としてはアクエリアスやポカリスエットなどがあります。

正しい熱中症対策2:ハイポトニック飲料

ハイポトニック飲料とは塩分や糖質の濃度が低め。

暑さや運動などで汗をかいた時に吸収が良くなるように調節されています。

商品としてはヴァームウォーターやアミノバイタルなどがあります。

正しい水分補給の量やタイミング

熱中症対策におすすめの商品が分かったところで、水分補給をする際の正しいタイミングも学んでおきましょう。

水分補給は以下のポイントを押さえてください。

参考:

  • 1日の必要量は約1.5L
  • 一度に大量に飲まず、1日6〜8回に分けて飲む
  • 必ず取ってほしいタイミングは起床時、運動時、入浴時、就寝前

基本は先程出てきたアイソトニック飲料を。

運動や入浴で汗ばんだ時にはハイポトニック飲料を使い分けて飲むのがおすすめです。

OS-1は普段使いではなく、軽度〜中等度の脱水症状が起こったときの緊急用として常備しておくといいですね。

水分補給の量とタイミング

まとめ:熱中症対策には正しいタイミングで正しい飲み物を!

自動販売機のボタン

以上、OS-1の意外と知られていない正しい使い方をまとめました。

OS-1は予防ではなく治療に使われる病者用食品です。

塩分が多めなので血圧に影響してしまうことがあります。

高血圧や慢性腎臓病の人は必ずお医者さんに確認を取るようにしましょう。

普段の水分補給にはアイソトニック、ハイポトニック飲料がおすすめです。

ただし軽度〜中等度の脱水症状が出た緊急時にはOS-1などの経口補水液が一番吸収が良いです。

緊急時の予備として数本常備しておくと良いですね。

1.OS-1:軽度〜中等度の脱水時

2.アイソトニック飲料:安静時の水分補給

3.ハイポトニック飲料:汗をかいたときの水分補給

今回の水分補給だけでなく、ドラッグストアでそろう熱中症対策グッズを11個紹介したページもありますので良かったらそちらもチェックしてみてください。

参考▶【熱中症対策】ドラッグストアのおすすめグッズ 11選!

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