【風邪薬】病院のPL顆粒とドラッグストアのPL顆粒の違い

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病院のPL顆粒とドラッグストアのPL顆粒の違い 健康

風邪を引いた…。

病院で出されてた風邪薬が市販でも出たってコマーシャルでやってたな。

病院で出てたならそれがいいのかな?

それとも他にいいものがあるの?

とお悩みのそこのあなた。

ドラッグストアでお薬担当者として働いている私が病院で出されるPL顆粒とドラッグストアで販売しているPL顆粒の違いを解説。

また後半にはお客様がよく勘違いをされる、PL顆粒に関する勘違いも紹介しています。

わかりやすくまとめましたので、ぜひ最後まで読んでいってください。

病院のPL顆粒とドラッグストアのPL顆粒の違い

虫眼鏡で拡大された薬

病院で処方されるPL顆粒とドラッグストアで変えるPL顆粒の違いは以下の通り。

  1. 服用回数
  2. 成分分量

まずはそれぞれの薬の内容を簡単に確認し、違いを見比べてみましょう。

病院のPL顆粒

正式名称はPL配合顆粒で総合感冒薬(風邪薬)として使われます。

効能・効果は感冒若しくは上気道炎に伴う症状の改善及び緩和(鼻汁,鼻閉,咽・喉頭痛,頭痛,関節痛,筋肉痛,発熱)。

お薬の説明書からそのまま持ってきたので難しく書かれていますが、内容は鼻水、鼻づまり、喉の痛み、頭痛、関節痛、筋肉痛、発熱に効くということですね。

用法用量は15歳以上で1回1gを1日4回。

有効成分は以下の4つ。

サリチルアミド1080mg
アセトアミノフェン600mg
無水カフェイン240mg
プロメタジンメチレンジサリチル酸塩54mg

ドラッグストアのPL顆粒

正式名称はパイロンPL顆粒パイロンPL錠で総合感冒薬(風邪薬)として使われます。

効能・効果はかぜの諸症状(のどの痛み、発熱、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、悪寒(発熱による寒気)、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和。

用法用量は15歳以上で1回1包/2錠を1日3回。

有効成分は以下の4つ。

サリチルアミド648mg
アセトアミノフェン360mg
無水カフェイン144mg
プロメタジンメチレンジサリチル酸塩32.4mg

病院のPL顆粒とドラッグストアのPL顆粒の違い

先程も述べたとおりですが、病院のPL顆粒とドラッグストアのPL顆粒の違いは以下の2つです。

  1. 服用回数
  2. 成分分量

その他の効能・効果は変わりません。

それではこの2つの違いから何が言えるのか確認してみましょう。

違い1.服用回数

まず1つ目違いが1日あたりの服用回数です。

病院のPL顆粒は15歳以上で1回1gを1日4回。

ドラッグストアのPL顆粒は15歳以上で1回1包を1日3回。

病院のPL顆粒に対してドラッグストアのPL顆粒の方が1日あたりの服用回数が少なくなります。

1日の使用回数が少ないほうがいいという人にとって、ドラッグストアのPL顆粒の方が使いやすいと言えますね。

違い2.成分分量

1日あたりの成分の量を比べたとき、病院のPL顆粒の方が分量が多くなっています。

病院のPL顆粒ドラッグストアのPL顆粒
サリチルアミド1080mg648mg
アセトアミノフェン600mg360mg
無水カフェイン240mg144mg
プロメタジンメチレンジサリチル酸塩54mg32.4mg

その差はドラッグストアのPL顆粒に比べて約1.7倍。

しっかり効いてほしいという人にとっては、病院のPL顆粒の方がいいと言うことになります。

お客様によくあるPL顆粒の勘違い

女医と薬剤師

病院とドラッグストアのPL顆粒の違いがわかったところで、PL顆粒でよくある勘違いを紹介します。

それはせきの症状には効かないこと。

総合感冒薬(総合風邪薬)なのにどういうこと?

となりますよね。

実は病院のPL顆粒もドラッグストアのPL顆粒もせき止めの成分は入っていないんです。

効能・効果もよく見てもらうと“せき”という言葉は書かれていません。

なのでせきの症状が出ている人はPL顆粒ではなく、違う風邪薬を選ぶようにしましょう。

ちなみにそんな声に答えるべくドラッグストアのPL顆粒は新商品を開発し販売しています。

次からはそんな新しいPL顆粒を見てみましょう。

【ドラッグストアのみ】新しいPL顆粒が登場!

手にのせた薬

ドラッグストアのPL顆粒はせき止めが入っていない、また、病院のPL顆粒に比べて内容が少ないということを見てきました。

そんな声に答えるべく、ドラッグストアのPL顆粒の販売元シオノギヘルスケアが新しいPLを新発売しました。

それが

パイロンPL顆粒Pro

パイロンPL錠ゴールド

パイロンPL錠Proは成分分量を、パイロンPL錠ゴールドはせき止めを新たに配合。

来るところ敵なしの状態を作ったわけです。

それぞれ簡単に内容を紹介します。

パイロンPL顆粒Pro

パイロンPL顆粒Proは成分の分量を病院と同じだけ配合しました。

そのため、病院で出されているPL顆粒と同じ効き目で選びたいという人にもおすすめできます。

ただし、服用回数も病院と同じ1日4回になります。

忘れないように毎食ごと就寝前に飲むようにしましょう。

パイロンPL錠ゴールド

パイロンPL錠ゴールドはせき止め、たん切りを配合しました。

そのため新たにせき・たんの効能効果が加わります。

ただし、他の成分は今までのドラッグストアのPLと同様、病院のPLに比べて成分が少ないままです。

自分の症状に合わせて選ぶようにしましょう。

まとめ:自分に合った薬を選ぼう!

指差す薬剤師

以上が病院のPL顆粒とドラッグストアのPL顆粒の違いでした。

違いは以下の2つ。

  1. 服用回数
  2. 成分分量

また、病院のPL顆粒にもドラッグストアのPL顆粒にもせき止めが入らなかったことから、ドラッグストアでは新しいPLが発売されるようになりました。

パイロンPL顆粒Pro:病院と同じ成分量

パイロンPL錠ゴールド:せき止めが配合

少し長くなってしまったので、最後に一覧表を載せておきます。

薬選びの時に参考にしてみてください。

PLの違い一覧表

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