こんにちは、ゆとりある生活を目指すドラッグストア薬剤師、ゆとりです。
今回は雨の日や台風などの低気圧で頭痛が起きてしまう方におすすめのドラッグストアでも購入可能なおくすりを紹介します。
天気など自分ではコントロールできない場合の頭痛はお薬を上手に使って過ごしましょう。
天気痛とは
まず最初に「そもそも天気痛って何なのよ。」という方に簡単に説明します。
天気痛とは雨の日や台風の日など、気圧が低下することによって起こる頭痛です。
症状は頭痛だけでなく、めまいやむくみ、だるさや吐き気など様々な症状として現れます。

低気圧による不調を感じたことがある人は3割以上いるんだとか。
低気圧などの天気は私達にはコントロールできないため、なかなか対応しづらいのも事実です。
しかし近年そんな不調に対応できるお薬がでた!という朗報です。
天気痛に効く薬
さて、それは一体どんなお薬なのよ、と思われていますよね。
先に商品の紹介をしておきましょう。
まずは1つ目、小林製薬のテイラック。
そして2つ目、ロート製薬のキアガード。
これらの商品には共通して「五苓散」という漢方が入っています。
この「五苓散」が天気痛に効くとして2020年頃に発売され、それ以来定着しつつあるお薬なんです。
五苓散とは
ではこの「五苓散」がどのように効くのか簡単にまとめてみましょう。
五苓散とは体の中の水分の調節をしてくれるお薬。
水分が過剰なところは少なく、足りていないところにはたくさん届ける、そんな働きをしています。

「水の交通整備」なんて表現されてたりします。
中医学では低気圧になると脳や血管がむくんだ状態になると考えられます。
脳や血管がむくむことで神経を刺激して痛みやめまい、吐き気を引き起こすわけなんです。
五苓散はこういった「脳や血管のむくみ」を取り除いてくれるので、結果的に痛みやめまい、吐き気に効くんですね。

原因は「むくみ」だったんだ。
私の知人にも天気痛を起こしやすい人がいたので試してもらいましたが、なかなか好評。
重い感じが取れたり、顔のむくみにも効いてくれるので一石二鳥だったなんて人もいました。
まとめ
以上、天気痛に効く、ドラックストアでも購入可能なお薬についてまとめてみました。
天気痛とは気圧の変化による頭痛で、その原因は脳や血管のむくみが原因でした。
そのむくみを取り除いてくれる商品が五苓散で、それを使った商品が「小林製薬のテイラック」「ロート製薬のキアガード」でしたね。
中身を見てみるとテイラックのほうが成分が多めに入って、しかも一回あたりも割安なのでおすすめ。
また、漢方薬はちょっとという方には痛み止めの選び方も公開してますので、そちらも参考にどうぞ。
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