女性によく使用される漢方薬として、加味逍遙散(かみしょうようさん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)があります。
でも
一体何がどう違うの!?
とお困りの人も多いのではないでしょうか。
そこでこのページでは加味逍遙散、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸についてわかりやすく解説。
後半にはそれぞれの漢方薬を一緒に使っても良いのかについても説明していきます。
加味逍遙散、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸の違い
では早速、加味逍遙散、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸の違いを見ていきましょう。
- 加味逍遙散:ストレスがイライラに繋がる人に
- 当帰芍薬散:冷えやむくみが気になる人に
- 桂枝茯苓丸:生理痛がツラい、冷えのぼせが気になる人に
それぞれの特徴をおさえつつ、詳しく見ていきましょう。
加味逍遙散(かみしょうようさん)
加味逍遙散はストレスによる影響を受けやすい人によく使われる漢方薬です。
ストレスを受けたときに少し熱っぽいような症状が現れる人に向いています。
例えば
些細なことでイライラしてしまう。
めまい、頭痛、肩の張りが気になる。
という症状の人におすすめです。
ストレスの大小は自分でコントロールすることができないため、ストレスの大小によって症状が良くなったり悪化したり、変動があるのも特徴です。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
当帰芍薬散は冷え性や貧血傾向のある人によく使われる漢方です。
体の中の血が少ないことでエネルギーを巡らせることができずに冷えやむくみが気になる人に向いています。
例えば
月経の経血は色が薄い、周期は遅れがち。
下半身がむくみやすいので足腰の冷えが気になる。
という症状の人におすすめです。
ちなみに漢方で言う貧血というのは検査数値では正常でも状態によっては貧血と考えます。
肌や髪が乾燥する、目がかすむ、不眠なども血の不足で起こります。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
桂枝茯苓丸は血の巡りが悪くなっている人によく使われる漢方です。
例えば、
月経痛はさすっても和らがず、刺すような強い痛みがある。
顔はほてるが手や足は冷える。
という症状の人におすすめです。
血の巡りが悪いのでシミができやすかったり、肌荒れが起きやすい人もいます。
加味逍遙散、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸を一緒に使う併用は可能なのか?
加味逍遙散、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸を見てきたときに
加味逍遙散にも当てはまりそうだし、当帰芍薬散にも当てはまりそう……。
当帰芍薬散と桂枝茯苓丸に当てはまりそう。
……むしろ全部当てはまる!!
なんて人もいたのではないでしょうか?
そんなときにそれぞれの漢方を一緒に使っても良いのでしょうか?
回答としては『おすすめはしない』です。
漢方薬には成分がかぶるものも多く、多く使用することで副作用に繋がる可能性もあります。
また漢方は多くの成分が含まれるほど、働きを打ち消し合って効果がマイルドになってしまうという特徴もあります。
そのため、個人の判断で漢方薬を併用することはおすすめしていません。
そんなぁ……。そしたら何から使ったらいいの?
という人はまずは一番気になる症状に対応しているものから使用してください。
1番気になる症状が治まると、おそらくその後に隠れていた症状が出てきます。
そしたらそれに対応した漢方に変えて使用するのがおすすめです。
うーん、なんだか難しそうで私にできるかな?
という人は最後の手段として『命の母』を検討してみてください。
命の母は今回紹介した加味逍遙散、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸の3つの漢方をもとに構成された医薬品です。
命の母にもいくつか種類があるので、使い分けを知りたい人はこちらをどうぞ。
参考▶命の母A/ホワイト/アクティブ/メグリビの違いや口コミ・最安値を徹底調査
まとめ
以上、加味逍遙散、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸の違いでした。
これらの漢方は女性によく使われるので『女性の3大漢方薬』として知られています。
これらをうまく使い分けることができればきっと今よりもストレスなく毎日を過ごせるようになりますよ。
【加味逍遙散:ストレスがイライラに繋がる人に】
【当帰芍薬散:冷えやむくみが気になる人に】
【桂枝茯苓丸:生理痛がツラい、冷えのぼせが気になる人に】
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