登録販売者の資格に興味がある・受験しようと考えたときに
登録販売者って他の資格と比べた難易度ってどれくらい?
登録販売者試験の都道府県別の合格率は?
なんて疑問を持ったことはありませんか?
このページでは以下のようなことをまとめました。
- 他の資格と比べたときの登録販売者資格の難易度
- 登録販売者試験の都道府県別の合格率
- 登録販売者試験の合格率が高い都道府県
このページを見たら登録販売者の資格に挑戦すべきなのか?受験するならどこを選んだら良いのかがわかるようになりますよ。
それでは早速見ていきましょう。
他の資格と比べたときの登録販売者資格の難易度
このページでは資格で人気のある以下の4つを比較していきます。
登録販売者
調剤薬局事務
医療事務
保育士
これらの資格はいずれも通信講座のユーキャンで人気資格ランキングのTOP15にランクイン。
しかも、資格の取得でお給料UPにもつながりやすい実用性のある資格です。
ここではそれぞれの資格試験の合格率、標準的な勉強期間、1年間の試験の開催回数で比べていきます。
まずは登録販売者の資格の難易度について見ていきましょう。
登録販売者の難易度
2021年実施の登録販売者資格試験の全国平均の合格率は44.1%。
合格率 |
|
2023 |
44.1% |
2022 |
44.4% |
2021 |
49.2% |
2020 |
41.5% |
2019 |
43.4% |
過去5年間の合格率の平均が44%程度ですので、まさに平均的な合格率の年でした。
登録販売者の資格取得に必要な標準的な勉強期間は3〜6ヶ月。
1年間の試験の開催回数は1〜10回。
開催回数に幅があるのは全国で行われている資格試験を併願して受験することができるから。
全国では10ブロックに分かれて試験を行うので理論上は10回の受験が可能です。
しかし試験日が重なったり過去問の対策もあるため、現実的には2箇所程度まで、多くても3箇所までにしておくことをおすすめします。
参考▶【登録販売者】2回以上の受験は可能?併願受験のときの注意点5つ
合格率 | 標準勉強期間 | 試験回数 | |
登録販売者 | 40〜50% | 3〜6ヶ月 | 1〜3回 |
登録販売者と他資格の難易度の違い
さて、それでは登録販売者と他の資格を比較してみましょう。
難易度を一覧にするとこんな感じ。
合格率 | 標準勉強期間 | 試験回数 | |
登録販売者 | 40〜50% | 3〜6ヶ月 | 1〜3回 |
医療事務 | 60〜90% | 3〜6ヶ月 | 12回 |
調剤薬局事務 | 80%前後 | 1〜3ヶ月 | 12回 |
保育士 | 20%前後 | 6〜12ヶ月 | 1回 |
合格率で言うと保育士が一番難しく、調剤薬局事務が比較的優しいという結果になりました。
一番確率が高く、しかも最短で資格が取れるのは調剤薬局事務。
医療事務と調剤薬局事務は毎月試験を開催しているので合格のチャンスも多そうです。
調剤薬局事務に興味がある方はこちらのページもどうぞ。
参考▶【失敗談あり】調剤薬局事務を選ぶメリットとデメリット5つずつ
登録販売者の合格率は40〜50%とほぼ中間辺り。
国家試験などに比べると難易度は優しいですが、完全な独学で挑むにはセンスと根気が必要になります。
しかし合格できたら先ほども述べたとおり、お給料アップに直結する資格。
対策したら合格は決して難しいものではありませんので、ぜひとも挑戦してほしい資格です。
150講座以上あるユーキャンでも第5位の人気を誇る資格です。
他の資格との難易度を比較したところで、登録販売者の都道府県別の合格率をランキングで見ていきましょう。
2023年登録販売者資格試験、都道府県別の合格率・難易度ランキング
2023年度の登録販売者資格試験の都道府県別のランキングは以下の通り。
都道府県 | 合格率 | |
1位 | 群馬 | 55.2% |
2位 | 大分 | 54.9% |
3位 | 茨城 | 53.7% |
4位 | 福岡 | 53.4% |
5位 | 奈良 | 54.2% |
6位 | 静岡 | 52.7% |
7位 | 北海道 | 51.2% |
8位 | 新潟 | 50.8% |
9位 | 長野 | 50.7% |
10位 | 熊本 | 48.8% |
11位 | 栃木 | 48.0% |
12位 |
神奈川 愛知 |
47.5% |
14位 | 長崎 | 47.0% |
15位 | 宮崎 | 46.0% |
16位 | 佐賀 | 45.9% |
17位 | 埼玉 | 45.3% |
18位 |
岐阜 鹿児島 |
45.1% |
20位 | 山梨 | 45.0% |
21位 | 宮城 | 44.7% |
22位 | 岩手 | 44.3% |
23位 | 東京 | 44.0% |
24位 | 石川 | 43.5% |
25位 | 青森 | 43.4% |
26位 |
千葉 三重 |
43.2% |
28位 | 山形 | 41.9% |
29位 | 富山 | 41.6% |
30位 | 福島 | 40.1% |
31位 | 秋田 | 39.7% |
32位 | 沖縄 | 39.5% |
33位 |
滋賀 京都 大阪 兵庫 和歌山 徳島 |
34.4% |
39位 | 福井 | 33.8% |
40位 | 広島 | 30.7% |
41位 | 山口 | 29.7% |
42位 | 島根 | 28.2% |
43位 | 岡山 | 28.1% |
44位 | 鳥取 | 26.3% |
45位 | 愛媛 | 25.3% |
46位 | 香川 | 24.9% |
47位 | 高知 | 21.4% |
全国 | 44.1% |
一番合格率が高いのは群馬県で55.2%。
一番合格率が低いのは高知県で21.4%でした。
倍以上の差。
ちなみに受験日は都道府県を10個のブロックに分けてそれぞれのブロックで同じ日・同じ内容で実施されます。
次にブロックごとの合格率も確認してみましょう。
登録販売者試験の受験ブロックごとの合格率・難易度ランキング
まずは各都道府県がどのブロックに属するのか見てみましょう。
[北海道・東北ブロック]北海道・青森・宮城・秋田・岩手・山形・福島
[関東・甲信越ブロック]茨城・栃木・群馬・新潟・山梨・長野
[首都圏ブロック]東京・神奈川・千葉・埼玉
[北陸・東海ブロック]富山・石川・愛知・岐阜・三重・静岡
[関西広域連合ブロック]大阪・京都・兵庫・滋賀・和歌山・徳島
[福井]福井
[奈良]奈良
[中国ブロック]鳥取・島根・岡山・広島・山口
[四国ブロック]香川・愛媛・高知
[九州・沖縄ブロック]福岡・佐賀・長崎・大分・熊本・宮崎・鹿児島・沖縄
ブロックを確認したら早速ブロックごとのランキングも見てみましょう。
ブロック | 2023合格率 | 2022 | 2021 | |
1位 | 奈良 | 54.2% | 3 | 5 |
2位 | 関東・甲信越ブロック | 51.9% | 2 | 7 |
3位 | 九州・沖縄ブロック | 49.6% | 1 | 9 |
4位 | 北陸・東海ブロック | 47.2% | 5 | 4 |
5位 | 首都圏ブロック | 45.0% | 6 | 8 |
6位 | 北海道・東北ブロック | 47.2% | 4 | 10 |
7位 | 関西広域連合ブロック | 34.4% | 9 | 3 |
8位 | 福井 | 33.8% | 10 | 6 |
9位 | 中国ブロック | 29.12% | 7 | 1 |
10位 | 四国ブロック | 24.22% | 8 | 2 |
合格率1位が奈良。
最下位が四国ブロック。
ここまでを見て、
よし、奈良に決めた!
となるのはちょっと待った。
表の右側2022、2021の欄はそれぞれの年の合格率ランキング。
どこのブロックもその年によって変動が激しいことがわかります。
つまり、このランキングに頼り切ってしまうのはNGです。
それよりも移動時間の負担の少なさや、宿泊代が必要なのかなどからサクッと決めて、試験対策の勉強に取り組むのが吉でしょう。
試験対策としてはサポートの手厚い通信講座となるべく安く済ませたい人の勉強本の2つがあります。
自分にあっていそうな方でどんどん勉強を進めましょう。
通信講座の参考▶【登録販売者試験】通信講座のおすすめ4つ。値段やどんな人に向いているか徹底解説!
勉強本の参考▶【登録販売者試験】独学におすすめの勉強本15選
まとめ:登録販売者の資格は対策したら十分合格できる優良資格
以上登録販売者資格の、他の資格との比較・都道府県別の合格率ランキングでした。
登録販売者の資格は国家試験などに比べると難易度は優しいですが、合格率は約40〜50%。
完全な独学ではセンスと根気が試されますが、しっかりと対策したら誰でも合格を目指せる資格です。
しかも資格はお給料にも直結。
人気上昇中の資格ですので、受験するなら今のうちがおすすめですよ。
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