肌荒れやイボが気になり始めたときに、
ハトムギとかヨクイニンってたくさん出てるけど、違いってあるの?
と悩んでいませんか?
このページではハトムギとヨクイニンの違いや、ヨクイニンの市販薬と処方薬の違いについてわかりやすく解説します。
後半にはハトムギやヨクイニンのおすすめの商品も紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
ハトムギ、ヨクイニン、ヨクイニンエキスの違い
では、1番最初にハトムギとヨクイニン、ヨクイニンエキスの違いについて見ていきましょう。
まず、原料はすべて共通で、ハトムギの種子を使用しています。
ハトムギの皮を取り除いた子実がいわゆる漢方のヨクイニンです。
そのヨクイニンからエキスを抽出したものがヨクイニンエキス、粉砕して粉状にしたものがヨクイニン末と呼ばれています。
それなら効果や栄養素は一緒なの?
というと、ポイントとなる2つの違いがあるので説明しますね。
まず1つ目は、効果があると言えるかどうか。
「効果がある」とうたうことができるのは医薬品だけなのですが、現時点でハトムギの医薬品は存在していません(当サイト調べ)。
そのため、ヨクイニンの医薬品は「イボに効果がある」といえますが、ハトムギは「お肌の状態を整える」というような言い方になります。
イボを改善したいのであれば医薬品のヨクイニンを選んだほうが良さそうだね。
2つ目の違いは、栄養素の違い。
今まではハトムギの肌を整える有効成分は、実であるヨクイニンにあると考えられてきました。
しかし最近の研究では、ハトムギの皮の部分に含まれる成分が美肌や健康維持に役立っているという結果が出ており、特許まで取得しています(日本国特許:第3590042号)。
美肌や健康維持のためなら、ハトムギをそのまま食べたほうが良さそう!
ヨクイニンの市販薬と処方薬の違い
では続いて、ヨクイニンの市販薬と処方薬には違いがあるのでしょうか?
結論、同じように使って問題ないでしょう。
市販薬、処方薬をともに扱う小太郎漢方製薬株式会社では以下のような回答をしています。
医療用医薬品のヨクイニンエキスは、疣贅(いぼ)に処方されています。
医療用医薬品のヨクイニン末は、調剤用として漢方処方の調剤に用いられます。
(一般用(OTC)医薬品では、ヨクイニンエキス、ヨクイニン末ともに「いぼ、皮膚のあれ」に服用されています。)
つまり、同じイボであれば同じように使用しても問題はありません。
ただし、「見た目は似ているけれどイボではなかった」ということもありますので、迷った場合はまずはお医者さんに診てもらいましょう。
ハトムギ、ヨクイニンのおすすめ商品
さて、様々な違いを見てきたところで、実際に販売されているハトムギやヨクイニンの商品の特徴を見ていきましょう。
このページで紹介する商品の一覧を先に紹介しておきます。
ハトムギ
まず紹介するのは非精製のハトムギです。
先ほども話したように、ハトムギの皮の部分にも栄養が詰まっていますので、せっかくなら精製されていないハトムギを選びましょう。
ハトムギはそのままでは固くて、とても食べられる代物ではないので、水につけてから茹でて食べます。
他にも、前の晩から水につけご飯に少し混ぜて炊飯すると違和感なく食べられたりもします。
参考▶はと麦のおいしい食べ方・レシピを紹介|はとむぎを食べるメリット
1日の摂取量は大さじ1〜2杯が目安です。
はとむぎスナックタイプ
「ハトムギを茹でるなんてめんどくさい!」という人におすすめなのが、スナックタイプのハトムギ。
そのまま食べられるように焙煎加工されているので、お菓子感覚でポリポリ食べられます。
こちらも胚芽付きですので、ハトムギの栄養を余すことなく補給できます。
そのまま以外では、お茶に入れたり、ヨーグルトやご飯に混ぜても美味しく食べられます。
ハトムギ化粧水
3つ目に紹介するのは、ハトムギエキスが配合された化粧水です。
ドラッグストアでも販売されているので、見たことがある人も多いのではないでしょうか。
この化粧水のポイントは、コスパが良いのに成分もしっかりしていること。
まず、1000ml入って1000円前後。通販サイトによっては、500円程度で購入できるところもあります。
「安かったらそれなりでしょ」と思いきや、ハトムギエキスだけでなく、潤い成分のヒアルロン酸、引き締め成分のクエン酸、肌荒れ防止成分のグリチルリチン酸など、成分も充実しています。
「たくさん入っているのでバシャバシャ使える!」「ベタつかずに潤う!」とアマゾンの評価でも星4.4と高評価(2024年8月現在)を獲得しています。
イポケアEX
次に紹介するのは角質ケア美容液のイポケアEX。
こちらにもハトムギエキスが配合され、角質粒のケアに使用できます。
使用方法は洗顔後、化粧水で整えて、気になる角質粒に直接塗るだけ。
成分が浸透していき、徐々にお肌を滑らかにしてくれます。
ただし、気になるイボが大きかったり、ずっと前からある場合は効果を実感するのに長い時間が掛かりそうです。
まずはお肌のターンオーバーに合わせて2〜3ヶ月程度から試してみるのがおすすめです。
つぶぽろんデイパッチ
次に紹介するのは、ハトムギエキスの入ったパッチ。
こちらも気になる角質粒に貼って成分を浸透させ、滑らかなお肌に導いてくれます。
パッチタイプなので、角質粒を隠してくれるのも嬉しいですね。
こちらも即効性があるものではないので、2〜3ヶ月試してみるのがおすすめです。
ヨクイニンS
ここからは医薬品タイプのヨクイニン製剤について見ていきます。
まずはコタローで発売している、ヨクイニンS 。
コタローは医療用のヨクイニンも販売しているメーカーです。
大人で1回5錠、1日3回と多めですが、皮膚のあれ、イボに効果があります。
ヨクイニン末
こちらも医薬品タイプのヨクイニン製剤です。
錠剤を何個も飲むのは面倒という人に、1回2gサジで計るだけの粉タイプ。
原料もヨクイニンだけなので、添加物が気になるという人にもおすすめです。
クラシエのヨクイニン
最後に紹介するのはクラシエから発売される医薬品タイプのヨクイニン。
こちらは2つの商品に違いについてよく聞かれるので、簡単に違いを解説しつつ紹介していきます。
どちらもヨクイニンが配合されるのは同じですが、新ヨクイニンタブレットの成分はヨクイニンのみ。
今まで紹介してきた商品と同じように、皮膚のあれ、イボに効果があります。
それに対し、ヨクイノーゲンホワイトはヨクイニンと漢方が一緒になった商品です。
漢方は婦人漢方として使われる桂枝茯苓丸が配合されており、血のめぐりを良くする働きがあります。
そのためイボに効果があるというよりは、にきび、しみ、手足のあれ(手足の湿疹・皮膚炎)、月経不順といった、幅広い効果が見込めます。
肌荒れも生理周期に合わせて起こるという人や、血行不良が起こりやすい体質の人であれば、こちらのヨクイノーゲンホワイト錠がおすすめです。
婦人漢方の桂枝茯苓丸について詳しく知りたい人はこちらもチェック。
参考▶【もしかして更年期?】加味逍遙散、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸の違いと、併用は可能なのか解説
まとめ
以上、ハトムギとヨクイニンの違いでした。
ハトムギから皮を取り除いたものがヨクイニンで、効果や栄養素に違いがありました。
- 効果がうたえるのは医薬品タイプのヨクイニン
- 栄養素が多く含まれるのはハトムギ
後半にはおすすめのハトムギ、ヨクイニンの商品も紹介しました。
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