花粉症や鼻炎で鼻がつまってツライ!!
そんな時に活躍するのが点鼻薬の「ナザール」。
でもいざ買おうと思ったらなんだか種類がたくさんあって困ったぞ、なんてことありませんか?
今回はそんな疑問に現役ドラックストア薬剤師の私”ゆとり”が答えていきます。
このページではこんな疑問をわかりやすく説明。
最後まで読んでもらえたらきっと自分に合ったナザールがえらべますよ。
ナザールってどんな薬?3つの違いは?
ナザールは第2類医薬品の点鼻薬。
鼻水・くしゃみ・鼻詰まりに使われます。
効き目が即効的で「今、ツライ!!」という時に頼りになるお薬として人気があります。

早くなんとかしたい!その鼻づまりに!!
今回はそんなナザールの中でも、以下の3つの種類の違いについてお話していきます。
青:ナザールスプレー
紫:ナザールスプレー(ラベンダー)
緑:ナザールスプレー スクイーズ
ではここからが本題、3種類のナザールの違いを説明していきます。
実はナザールは青、紫、緑の全てに共通で同じ成分が入っています。
鼻づまり解消:ナファゾリン塩酸塩
鼻水・くしゃみ:クロルフェニラミンマレイン酸塩
殺菌成分:ベンザルコニウム塩化物
それでは何が違うのでしょうか?
答えはズバリ、

香りとスプレー容器。
どういうことか商品を見ながら解説していきます。
ナザールスプレー:青
青のナザールは香りが付いていなく、ポンプ式のスプレー容器になっています。
ポンプ式のスプレー容器の特徴は一度で出てくるお薬の量が一定になります。
青のナザールが一番ベーシックなものになりますので、

どれを使おうか迷ってしまう。
初めてはどれがいいの?
という人は青いナザールから試してみるのがおすすめ。
ナザールスプレー(ラベンダー):紫
紫のナザールはラベンダーの名の通りラベンダーの香りがついています。
香りは気持ちにも影響するもの。
ラベンダーはリラックス効果があるため、

鼻が詰まってイライラする。
という人はラベンダーの香りで気持ちを落ち着かせるといいかもしれません。
スプレー容器は青のナザールと同様スプレー方式ですので、薬剤の量を一定に保つことができます。
ナザールスプレースクイーズ:緑
最後に紫のナザールですが、香りなし、スクイーズ式の容器になっています。
スクイーズとは、ポンプ式と違ってボトルの押し加減によってお薬の量が調節できる容器です。
そのため、

液だれが気になるから1回の量は少なくていい。
など、1回量を自分で調整したい人におすすめです。
ナザールの使い方は?
さて、3種類の違いを見てきたところで、使い方も確認しておきましょう。
使用方法は3種類とも共通していて、以下のようになります。
使用年齢は7歳以上。1回に1〜2度ずつ、1日6回を限度に噴霧します。
間隔は3時間以上あけましょう。
ここで1つ、絶対におさえてほしいポイントが「1日6回が限度」というところ。
ここが守れていないと鼻づまりを余計にひどくしてしまうことがあるのです。

どういうことか、簡単に説明していきます。
これは鼻づまりに効果のあるナファゾリン塩酸塩という成分が原因になっています。
ナファゾリンは血管を縮めることで鼻づまりを改善するのですが、使いすぎると体が慣れてきます。
そして使えば使うほど、どんどん鼻づまりがひどくなる悪循環におちいるのです。
この一種の依存状態は病院でも問題視されており、相談者もあとが絶えません。
ちなみに

もうすでにそんな状態かも……。
という人向けに、点鼻薬をやめるため方法をまとめたページもありますので是非参考にしてみてください。
参考▶【ナザールをやめたいならコレ】点鼻薬の依存から抜け出す唯一の方法
もちろん用法用量を守っていればそんなことにはなりませんので安心してくださいね。
まとめ
以上、ナザールスプレーの違いや使い方の注意点についてまとめました。
青いナザールスプレー:迷ったらコレ。香りなし、スプレー式。
紫のナザールスプレー:リラックスしたい人に。ラベンダーの香り、スプレー式。
緑のナザールスプレー:1回量を調節したい人に。香りなし、スクイーズ式。
最後に注意喚起として“依存”のお話をさせていただきましたが、用法用量を守っていればそのようなことが起こる心配はまずありませんので安心してください。
正しく使えば苦しい鼻詰まりから開放してくれる優秀なお薬。
ベーシックの青、ラベンダーの紫、量が調節できる緑、あなたはどのナザールを使いますか?

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