ナザールスプレーとスクイーズタイプの違いと、ナザールGについて解説!副作用などの注意点は?

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健康

花粉症や鼻炎で鼻がつまってツライ!!

そんな時に活躍するのが点鼻薬の「ナザール」。

でもいざ買おうと思ったらなんだか種類がたくさんあって困ったぞ、なんてことありませんか?

今回はそんな疑問に現役ドラックストア薬剤師の私”ゆとり”が答えていきます。

ナザールってどんなお薬?

ナザールの青、紫、緑の違いやおすすめは?

2023年11月発売のナザールGはどんな薬?

使い方は?注意点はある?

このページではこんな疑問をわかりやすく説明。

最後まで読んでもらえたらきっと自分に合ったナザールがえらべますよ。

ナザールってどんな薬?3つの違いは?

ナザールは第2類医薬品の点鼻薬。

鼻水・くしゃみ・鼻詰まりに使われます。

効き目が即効的で「今、ツライ!!」という時に頼りになるお薬として人気があります。

 

早くなんとかしたい!その鼻づまりに!!

今回はそんなナザールの中でも、ベーシックなシリーズの以下の3つの種類の違いについてお話していきます。

青:ナザールスプレー

紫:ナザールスプレー(ラベンダー)

緑:ナザールスプレー スクイーズ

ではここからが本題、3種類のナザールの違いを説明していきます。

実はナザールは青、紫、緑の全てに共通で同じ成分が入っています。

鼻づまり解消:ナファゾリン塩酸塩

鼻水・くしゃみ:クロルフェニラミンマレイン酸塩

殺菌成分:ベンザルコニウム塩化物

それでは何が違うのでしょうか?

答えはズバリ、

 

香りとスプレー容器。

どういうことか商品を見ながら解説していきます。

ナザールスプレー:青

青のナザールは香りが付いていなくポンプ式のスプレー容器になっています。

ポンプ式のスプレー容器の特徴は一度で出てくるお薬の量が一定になります。

青のナザールが一番ベーシックなものになりますので、

 

どれを使おうか迷ってしまう。

初めてはどれがいいの?

という人は青いナザールから試してみるのがおすすめ。

ナザールスプレー(ラベンダー):紫

紫のナザールはラベンダーの名の通りラベンダーの香りがついています。

香りは気持ちにも影響するもの。

ラベンダーはリラックス効果があるため、

 

鼻が詰まってイライラする。

という人はラベンダーの香りで気持ちを落ち着かせるといいかもしれません。

スプレー容器は青のナザールと同様スプレー方式ですので、薬剤の量を一定に保つことができます。

ナザールスプレースクイーズ:緑

最後に紫のナザールですが、香りなしスクイーズ式の容器になっています。

スクイーズとは、ポンプ式と違ってボトルの押し加減によってお薬の量が調節できる容器です。

そのため、

 

液だれが気になるから1回の量は少なくていい。

など、1回量を自分で調整したい人におすすめです。

 

2023年11月発売ナザールGについて

2023年11月にナザールGという商品が発売されました。

そこで気になるのが今まで説明してきたナザールとの違いですよね。

ナザールとナザールGの2つの違いと、どんな人におすすめか、簡単に説明します。

  1. 炎症止め成分追加配合
  2. 新容器ファインミストノズル採用
  • どんな人におすすめか

順番に説明していきます。

炎症止め成分追加配合

ナザールGはナザールの成分に炎症止めが追加で配合されています。

鼻炎の症状は書いて字の如く“鼻の炎症”によって起こる症状ですので、炎症止めが入ることでより症状を抑えやすくなります。

ちなにみここで言う鼻炎症状には、⿐づまり、⿐⽔(⿐汁過多)、くしゃみ、頭重などがあります。

そんな症状の中でもボーッとしたり熱っぽいなどの炎症が発生している場合はこちらがおすすめになります。

新容器ファインミストノズル採用

2つ目の違いは容器にファインミストノズルを採用していることです。

ファインミストノズルとは佐藤製薬独自の容器で、薬液がきめ細かいミスト状で噴霧できる容器です。

それにより、薬液が鼻の中に効率的に広がるため、効果も実感しやすいのが売りです。

どんな人におすすめか?

以上2つの違いにより、ナザールよりもナザールGのほうがパワーアップしています。

よって、

今までナザールを使っていたけど、もっと効き目の良い点鼻薬を試したい!

という人におすすめです。

ナザールGには『ナザールGスプレー』と『ナザールGスプレー クール』があります。

内容は一緒ですがスーッとする成分が入るか入らないかの違いです。

点鼻薬を使ったときに痛いと感じる人は通常の『ナザールGスプレー』。

 
スーッとした感覚が気持ちの良い人は『ナザールGスプレー クール』を試してみてくださいね。
 

ナザールの使い方は?副作用はあるの?

さて、ナザール3種類と新しく発売されたナザールGとの違いを見てきたところで、使い方も確認しておきましょう。

使用方法はナザール3種類とナザールGに共通して、以下のようになります。

使用年齢は7歳以上。1回に1〜2度ずつ、1日6回を限度に噴霧します。

間隔は3時間以上あけましょう。

ここで1つ、絶対におさえてほしいポイントが「1日6回が限度」というところ。

ここが守れていないと鼻づまりを余計にひどくしてしまうことがあるのです。

 

どういうことか、簡単に説明していきます。

これは鼻づまりに効果のあるナファゾリン塩酸塩という成分が原因になっています。

ナファゾリンは血管を縮めることで鼻づまりを改善するのですが、使いすぎると体が慣れてきます。

そして使えば使うほど、どんどん鼻づまりがひどくなる悪循環におちいるのです。

この一種の依存状態は病院でも問題視されており、相談者もあとが絶えません。

ちなみに

 

もうすでにそんな状態かも……。

という人向けに、点鼻薬をやめるため方法をまとめたページもありますので是非参考にしてみてください。

参考▶【ナザールをやめたいならコレ】点鼻薬の依存から抜け出す唯一の方法

https://www.yutorilevel.com/nazal-dependence/

もちろん用法用量を守っていればそんなことにはなりませんので安心してくださいね。

 

まとめ

以上、ナザールスプレーの違いや使い方の注意点についてまとめました。

青いナザールスプレー:迷ったらコレ。香りなし、スプレー式。

 

紫のナザールスプレー:リラックスしたい人に。ラベンダーの香り、スプレー式。

 

緑のナザールスプレー:1回量を調節したい人に。香りなし、スクイーズ式。

2023年11月に発売されたナザールGについても解説しました。

ナザールGスプレー:点鼻薬が痛い人

 
ナザールGスプレー クール:スーッとした感覚が気持ちの良い人
 

最後に注意喚起として“依存”のお話をさせていただきましたが、用法用量を守っていればそのようなことが起こる心配はまずありませんので安心してください。

正しく使えば苦しい鼻詰まりから開放してくれる優秀なお薬。

ベーシックの青、ラベンダーの紫、量が調節できる緑、あなたはどのナザールを使いますか?

 

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