風邪の症状の中でも
せきがつらい。
なんとかせきだけでも抑えたい!
とお困りの人は多いのではないでしょうか。
それもそのはず、せきは1回で2kcalも消費すると言われるくらい体力を奪っていくエネルギー泥棒です。
せきが出始めると症状が長引いたり、風邪の最後にせきだけ残ってしまうという人は咳止めを上手に選んで使用して体力を奪われないようにすることが大切です。
このページではドラッグストア薬剤師が「こんな時はコレ!」という咳止めをパターンに分けて7つ紹介していきます。
後半には咳止めと一緒に使える薬、使えない薬を紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ドラッグストア薬剤師が選ぶ、せき止めのおすすめ7選
実は一言でNo.1といってもおすすめは症状によって違います。
そこでこのページでは以下の7つに分けて、それぞれのおすすめNo.1を紹介していきます。
おすすめ①たんの絡むせきに:新エスエスブロン錠エース
おすすめ②ヒューヒューするせきに:アストフィリンS
おすすめ③乾燥したせきに:麦門冬湯
おすすめ④病院と同じせき止め:メジコンせき止め錠Pro
おすすめ⑤粉タイプのせき止め:龍角散ダイレクト
おすすめ⑥飴タイプのせき止め:浅田飴せきどめ
それぞれの咳止めの特徴を詳しく見ていきましょう。
おすすめ①たんの絡むせきに
たんの絡むせきのおすすめは新エスエスブロン錠エースです。
新エスエスブロン錠エースはせき止めだけでなく、たん切りもしっかり配合されたせき止めです。
一般的には効果の高い咳止めを配合しているので、
たんが絡んでせきも出てしまう。
ゴホゴホ苦しいせきが出る。
という人におすすめです。
12歳から使用できます。
ちなみにブロンにはエスエスブロン錠という似たような商品が存在しますが、こちらには痰切りが少ないので注意です。
詳しくブロンのシリーズの違いを知りたい人はこちらのページもどうぞ。
参考▶【咳止め】ブロンとブロンエースの違いは?錠剤とシロップの違いも併せて解説!
また、同じタイプのせき止めを使ったシロップタイプのおすすめはアネトンせき止め液です。
シロップは吸収が早いので、
効き目が良くて、早く効いてくれるものがほしい。
という人におすすめです。
こちらも12歳から使用できます。
おすすめ②ヒューヒューするせきに
ヒューヒュー、ゼェゼェするせきにはアストフィリンSがおすすめです。
アストフィリンSは気管支を広げて呼吸を楽にしてくれるので、
咳が激しく、呼吸が苦しくなる。
せき喘息のようになる。
という人におすすめです。
15歳以上で使用できます。
ただし気管支喘息で治療中の人は、市販薬ではなく早めに病院に行くようにしましょう。
おすすめ③乾燥したせきに
乾燥したようなせき、長引いているせきには麦門冬湯がおすすめです。
麦門冬湯は喉を潤しながらせきを抑えてくれるので
ゴホゴホというよりはケホケホするようなせきが出る。
1回出るとむせてしまったように止まらない。
という人におすすめです。
2歳から使用できます。
ここで、
漢方ってすぐに効くの?
と疑問に感じていている人もいるのではないでしょうか?
風邪漢方と言われる麦門冬湯は比較的すぐに効果を示し、早ければ30分〜1時間くらいでせきが治まってきます。
病院でもよく処方されている漢方薬ですので安心して使ってみてくださいね。
おすすめ④病院と同じせき止め
病院と同じせき止めが使いたい場合はメジコンせき止め錠Proがおすすめです。
メジコンせき止め錠Proは“デキストロメトルファン”という成分を使用したせき止めです。
副作用も出にくく安全性が高いので病院でも頻繁に処方されています。
一般的にはおすすめ①で使用している咳止めのほうが強いと言われていますが、
以前病院でもらったときによく効いた。
病院で出すせき止めと同じものが良い。
という人におすすめです。
15歳以上から使用できます。
また、同じ成分を使ったピタスせき止めトローチもあります。
薄い形状のトローチを上顎に貼り付ける使用方法なので口の中でモゴモゴすることもありません。
話しながらでも使える物が欲しい!
という人はこちらをカバンの中に忍ばせておくことをおすすめします。
こちらも15歳以上から使用できます。
注意点はメジコンに比べると咳止めの量は少なくなります。
おすすめ⑤粉タイプのせき止め
サッと溶けてのどに広がるせき止めが欲しい人には龍角散ダイレクトがおすすめです。
龍角散ダイレクトは水無しで使用できる顆粒状のせき止めです。
龍角散は漢方薬のせき止めたん切りの成分でできています。
のどの粘膜を正常に機能するように助けてくれるので
たんが絡んだ感じが取れない。
という人におすすめです。
3歳から使用できます。
龍角散と龍角散ダイレクトの違いをまとめたページもありますので、気になる人は読んでみてください。
参考▶龍角散と龍角散ダイレクト、龍角散トローチの違いと、食品の龍角散のど飴、タブレットを紹介
おすすめ⑥飴タイプのせき止め
出先でも使用しやすいせき止めが欲しい人には飴タイプの浅田飴せきどめがおすすめです。
せき止めとたん切りが配合されるので、
出先でも使いやすいものが欲しい!
という人におすすめです。
5歳のお子さんから使用できます。
味もいくつかあるので、お好みで選べるのも嬉しいポイント。
ただし、飲み薬のせき止めと比べると成分は少ないので、ちょっとしたせきに使う程度がおすすめです。
おすすめ⑦小さなお子さんのせきに
小さなお子さんでも使用できるせきを探している人には宇津こどもせきどめシロップがおすすめ。
3ヶ月から10歳のお子さんで使用できるので、
小さい子供でも使えるシロップが欲しい。
という人におすすめです。
飲みやすいイチゴ味です。
せき止めと一緒に使える薬、使えない薬
おすすめのせき止めを見てきたところで、咳止めと一緒に使える薬と一緒に使ってはいけない薬について見ていきましょう。
一緒に使えない薬
まずはせき止めと一緒に使えない薬から見ていきましょう。
せき止めと使えない薬はこちら。
これらの医薬品はせき止めの成分と重複してしまうため、一緒に使うことが出来ません。
一緒に使うのは避け、どちらかのみを使用するようにしましょう。
一緒に使える薬
次に一緒に使える薬について見ていきましょう。
せき止めの入っていないトローチやのどスプレーはのどの殺菌や炎症を抑えてくれるので一緒に使うと症状の改善に役に立ちます。
特に炎症止めが一緒に入った『アズレンEトローチ』、『のどぬーるナイテクト』などがおすすめです。
【おすすめのトローチ:アズレンEトローチ】
【おすすめののどスプレー:のどぬーるナイテクト】
また、1番最初にも説明したようにせきは体力を消耗する厄介な症状です。
消耗した体力や栄養を補うために栄養剤を一緒に使うのも良い選択肢です。
錠剤タイプでは免疫力を高めてくれる『肝油ドロップ』、ドリンクタイプでは生薬配合量の多い『ユンケル黄帝液』がおすすめ。
【おすすめの錠剤の栄養剤:肝油ドロップ】
【おすすめのドリンクの栄養剤:ユンケル黄帝液】
まとめ
以上、市販で買えるせき止めのおすすめ7選でした。
おすすめ①たんの絡むせきに:新エスエスブロン錠エース
おすすめ②ヒューヒューするせきに:アストフィリンS
おすすめ③乾燥したせきに:麦門冬湯
おすすめ④病院と同じせき止め:メジコンせき止め錠Pro
おすすめ⑤粉タイプのせき止め:龍角散ダイレクト
おすすめ⑥飴タイプのせき止め:浅田飴せきどめ
後半には一緒に使える薬、使えない薬もみていきました。
つらい咳の症状、お薬を上手に使って乗り切りましょう。
他の風邪薬についてまとめたページも各種用意しているので、参考にしてください。
参考▶【市販薬】のどの痛みに効く風邪薬の厳選5つ!ドラッグストア薬剤師が解説します
参考▶【鼻風邪の市販薬】症状や年齢別のおすすめ7つと眠気なしの風邪薬3つを紹介
参考▶【熱風邪】症状別におすすめの市販薬3つと、病院を受診する目安
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