風邪の症状の中でも
せきがつらい。
なんとかせきだけでも抑えたい!
とお困りの人は多いのではないでしょうか。
それもそのはず、せきは1回で2kcalも消費すると言われるくらい体力を奪っていくエネルギー泥棒です。
せきが出始めると症状が長引いたり、風邪の最後にせきだけ残ってしまうという人は咳止めを上手に選んで使用して体力を奪われないようにすることが大切です。
このページではドラッグストア薬剤師が「こんな時はコレ!」という咳止めをパターンに分けて7つ紹介していきます。
後半には咳止めと一緒に使える薬、使えない薬を紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ドラッグストア薬剤師が選ぶ、せき止めのおすすめ7選
実はせき止めと言ってもおすすめNo1は症状によって違います。
そこでこのページでは以下の7つに分けて、それぞれのおすすめを紹介していきます。
おすすめ①たんの絡むせきに:新エスエスブロン錠エース
おすすめ②ヒューヒューするせきに:アストフィリンS
おすすめ③乾燥したせきに:麦門冬湯
おすすめ④病院と同じせき止め:メジコンせき止め錠Pro
おすすめ⑤トローチタイプのせき止め:ピタスせきトローチ
おすすめ⑥粉タイプのせき止め:龍角散ダイレクト
おすすめ⑦シロップタイプのせき止め:アネトンせき止め液
それぞれの咳止めの特徴を詳しく見ていきましょう。
おすすめ①たんの絡むせきに
たんの絡むせきのおすすめは新エスエスブロン錠エースです。
新エスエスブロン錠エースはせき止めだけでなく、たん切りもしっかり配合されたせき止めです。
そのため、
たんが絡んでせきも出てしまう。
ゴホゴホ苦しいせきが出る。
という人におすすめです。
ちなみにブロンはシリーズによって違いがあります。
ブロンのシリーズの違いを知りたい人はこちらのページもどうぞ。
参考▶【咳止め】ブロンとブロンエースの違いは?錠剤とシロップの違いも併せて解説!
おすすめ②ヒューヒューするせきに
ヒューヒューする、ゼェゼェするせきにはアストフィリンSがおすすめです。
アストフィリンSは気管支を広げて呼吸を楽にしてくれるので、
咳が激しく、呼吸が苦しくなる。
せき喘息のようになる。
という人におすすめです。
ただし、気管支喘息で治療中の人は呼吸コントロールが必要ですので、市販薬ではなく早めに病院に行くようにしましょう。
おすすめ③乾燥したせきに
乾燥したようなせき、長引いているせきには麦門冬湯がおすすめです。
麦門冬湯は喉を潤しながらせきを抑えてくれるので
ゴホゴホというよりはケホケホするようなせきが出る。
1回出るとむせてしまったように止まらない。
という人におすすめです。
漢方って効くの?
と疑問に感じていている人もいると思いますが、風邪漢方と言われる麦門冬湯はすぐに効果を示し、早ければ30分〜1時間くらいでせきが治まってきます。
病院でもよく処方されている漢方薬ですので安心して使ってみてくださいね。
おすすめ④病院と同じせき止め
病院と同じせき止めが使いたい場合はメジコンせき止め錠Proがおすすめです。
メジコンせき止め錠Proはデキストロメトルファンというせきとめを使用したせき止めです。
副作用も出にくく安全性の高い成分なので病院でも頻繁に処方されています。
そのため、
以前病院でもらったときによく効いた。
病院で出すせき止めと同じものが良い。
という人におすすめです。
おすすめ⑤トローチタイプのせき止め
トローチで手軽に使用したいときにおすすめのせき止めはピタスせきトローチです。
ピタスせきトローチは4つ目に紹介したメジコンと同じデキストロメトルファンをせき止めに使用しています。
薄い形状のトローチを上顎に貼り付ける使用方法なので口の中でモゴモゴすることもありません。
出先でも手軽に使えるせき止めがほしい。
という人はこちらをカバンの中に忍ばせておくことをおすすめします。
おすすめ⑥粉タイプのせき止め
サッと溶けてのどに広がるせき止めが欲しい人には龍角散ダイレクトがおすすめです。
龍角散ダイレクトは水無しで使用できる顆粒状のせき止めです。
龍角散は漢方薬のせき止めたん切りの成分でできています。
のどの粘膜を正常に機能するように助けてくれるので
たんが絡んだ感じが取れない。
という人におすすめです。
龍角散と龍角散ダイレクトの違いをまとめたページもありますので、気になる人は読んでみてください。
参考▶龍角散と龍角散ダイレクト、龍角散トローチの違いと、食品の龍角散のど飴、タブレットを紹介
おすすめ⑦シロップタイプのせき止め
吸収の早いシロップタイプのせき止めが使いたいときにおすすめなのがアネトンせき止め液です。
咳止めの成分はおすすめの1つ目に紹介したブロンと同じ強めのせき止めを使用しています。
そのため、
ゴホゴホ苦しいせきが出る。
早く効いてくれるものがほしい。
という人におすすめです。
せき止めと一緒に使える薬、使えない薬
おすすめのせき止めを見てきたところで、咳止めと一緒に使える薬と一緒に使ってはいけない薬について見ていきましょう。
一緒に使えない薬
まずはせき止めと一緒に使えない薬から見ていきましょう。
せき止めと使えない薬はこちら。
- 他のせき止め、たん切り
- 風邪薬
- 鎮静薬
- 鼻炎薬
- 乗り物酔い防止薬
- アレルギー用薬
これらの医薬品はせき止めの成分と重複してしまうため、一緒に使うことが出来ません。
一緒に使うのは避け、どちらかのみを使用するようにしましょう。
一緒に使える薬
次に一緒に使える薬について見ていきましょう。
- せき止めの入っていないトローチ
- のどスプレー
- 栄養剤
せき止めの入っていないトローチやのどスプレーはのどの殺菌や炎症を抑えてくれるので一緒に使うと症状の改善に役に立ちます。
特に炎症止めが一緒に入った『アズレンEトローチ』、『のどぬーるナイテクト』などがおすすめです。
【おすすめのトローチ:アズレンEトローチ】
【おすすめののどスプレー:のどぬーるナイテクト】
トローチやのどスプレーに関して詳しく説明しているページも併せてどうぞ。
参考▶明治SPトローチと市販のトローチの違い、おすすめのトローチも5種類紹介
参考▶【ヨードとアズレン】のどぬーるスプレーと、のどぬーるナイテクトの違い
また、1番最初にも説明したようにせきは体力を消耗する厄介な症状です。
消耗した体力や栄養を補うために栄養剤を一緒に使うのも良い選択肢です。
錠剤タイプでは免疫力を高めてくれる『ビタミネンゴールド』、ドリンクタイプでは生薬配合量の多い『ユンケル黄帝液』がおすすめ。
【おすすめの錠剤の栄養剤:ビタミネンゴールド】
【おすすめのドリンクの栄養剤:ユンケル黄帝液】
こちらもそれぞれ詳しく説明しているページを参考に選んでみてください。
参考▶【医薬品6選+サプリ4選】ドラッグストア薬剤師おすすめマルチビタミンの違いや選び方
参考▶【栄養ドリンク】リポビタン、アリナミン、キューピーコーワ、ユンケルの違い解説
まとめ
以上、市販で買えるせき止めのおすすめ7選でした。
【たんの絡むせきに:新エスエスブロン錠エース】
【ヒューヒューするせきに:アストフィリンS】
【乾燥したせきに:麦門冬湯】
【病院と同じせき止め:メジコンせき止め錠Pro】
【トローチタイプのせき止め:ピタスせきトローチ】
【粉タイプのせき止め:龍角散ダイレクト】
【シロップタイプのせき止め:アネトンせき止め液】
後半には一緒に使える薬、使えない薬もみていきました。
つらい咳の症状、お薬を上手に使って乗り切りましょう。
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参考▶【感冒改善】アマゾン売れ筋ランキングの上位商品を比較解説していく
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