最近なんだか疲れやすいような……。
サプリメントで鉄分を補おうかなぁ。
とお悩みの人も多いのではないでしょうか。
そこでこのページでは、サプリメントを使用するなら絶対に知っていてほしいヘム鉄と非ヘム鉄の違いを解説したうえで、おすすめの鉄サプリを紹介していきます。
後半には最近注目されているフェリチン鉄サプリという新しい選択肢についてメリットやデメリットも交えて解説します。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
おすすめの鉄サプリメントとヘム鉄・非ヘム鉄の違い
まずはおすすめの鉄サプリを紹介する前に、絶対に知っておいてほしいヘム鉄と非ヘム鉄の違いについて解説していきます。
ヘム鉄と非ヘム鉄とはそもそも何かというと鉄の状態を示しています。
Fe2+の状態がヘム鉄、Fe3+の状態が非ヘム鉄です。
それだけで何か変わるの?
と思いますよね。
ヘム鉄と非ヘム鉄の違いを簡単にまとめると次の2つ。
- ヘム鉄のほうが吸収が良い
- ヘム鉄のほうが胃腸への負担が少ない
これらの理由からせっかく鉄を摂るのなら
ヘム鉄のものを選ぶ!
ということが言えるのです。
そのためこのページではヘム鉄を中心に4つ紹介していきます。
- DHC ヘム鉄
- 小林製薬 ヘム鉄 葉酸 ビタミンB12
- UHAグミサプリ 鉄&葉酸
- フローラディクス
それぞれの商品の特徴を見ていきましょう。
DHC ヘム鉄
まず1つ目のおすすめサプリはDHC ヘム鉄です。
DHC ヘム鉄の特徴は、鉄がヘム鉄として500mg(鉄として10mg)と多いこと。
鉄の摂取基準は女性の場合6.0〜6.5㎎、 男性は7.0〜7.5㎎ですので十分な量が摂取できます。
そのため、
しっかり鉄を補いたい!
気になる症状にアプローチしたい!
という人におすすめです。
小林製薬 ヘム鉄 葉酸 ビタミンB12
2つ目のおすすめサプリは小林製薬 ヘム鉄 葉酸 ビタミンB12です。
小林製薬 ヘム鉄 葉酸 ビタミンB12の特徴は、鉄だけでなくサポート成分が豊富なこと。
鉄に加えて以下の成分が配合されています。
- 葉酸
- ビタミンB12
- グルコン酸銅
- ビタミンB6
- ビタミンC
葉酸やビタミンB12が配合されるサプリメントは多いですが、銅やビタミンB6も赤血球を作るのに必要な成分です。
さらにビタミンCは鉄の吸収率を上げるので、一緒に取ったほうが良い成分No.1です。
ただし鉄の含有量はヘム鉄として325mg(鉄として6.5mg)ですので、
症状が出ないように予防的に使いたい。
という人におすすめです。
UHAグミサプリ 鉄&葉酸
3つ目のおすすめサプリはUHAグミサプリ 鉄&葉酸。
UHAグミサプリ 鉄&葉酸の特徴は、美味しいグミで鉄が摂取できること。
鉄サプリで一番の問題点は鉄臭さがどうしても出てしまい、匂いに敏感な人はどうしても飲みにくいということ。
しかし、UHAグミサプリでは鉄臭さが抑えらたアサイーミックス味なので、
鉄臭いと気持ち悪くなってしまって続けられない……。
という人におすすめです。
ただし注意点は鉄の状態がピロリン酸第二鉄という非ヘム鉄を使っていること。
非ヘム鉄よりヘム鉄の方が吸収が良いため、匂いが気にならないという人はヘム鉄のサプリを選びましょう。
フローラディクス
4つ目のおすすめはフローラディクスです。
ドイツのサルスハウスという食品メーカーが製造しており、ハーブ原料を中心に「ビタミン」「ミネラル」「微量元素」などと組み合わせる商品を数多く販売しています。
その中でフローラディクスはヘム鉄を使った液体サプリメントで、液体のため吸収がより良いのが特徴です。
しかも飲みやすいベリー味で
美味しく吸収の良い鉄サプリを続けたい!
という人におすすめです。
第3の選択、フェリチン鉄とは
さて、ヘム鉄・非ヘム鉄のサプリメントを紹介してきたところで、第3の選択肢であるフェリチン鉄について解説します。
ヘム鉄・非ヘム鉄の違いはFe2+かFe3+かということを説明してきました。
フェリチン鉄はフェリチンというタンパク質と鉄がくっついた状態のものを言います。
だからそれで何か変わるの?
と思いますよね。
1番のメリットはヘム鉄と同じだけの吸収率の高さを保ちながら、吸収するときに活性酸素を発生させないこと。
【活性酸素とは】
活性酸素は強力な酸化力を持ち、菌やウイルスをやっつけるのに役立ちます。
ただし多く発生した活性酸素は、近くの正常な細胞も傷つけてしまう性質も持ち合わせます。
それが鉄サプリの場合では胃腸障害(むかむか、気持ち悪さ)、体全体で見れば老化を引き起こすともいわれています。
そのため、
いろんなサプリメントを試したけど、気持ち悪くなって飲めない……。
健康のために鉄サプリを飲みたいけど、活性酸素を発生させると効いて躊躇している。
という人にとって救世主ともなりうる存在なのです。
タンパク質が鉄分を覆ってくれているような状態なので、鉄臭さも感じません。
そのため、従来の鉄サプリではあり得なかったパウダータイプも出ています。
子供にも飲ませたいけど、錠剤やカプセルの状態ではあまり与えたくない。
という人にも食事や飲み物に溶かせるので使いやすいですよね。
このようにいいとこだらけのフェリチン鉄ですが、注意点はないのでしょうか?
ここで1つ注意点を紹介しておくと、
カンジダの時は気をつけて。
という点です。
これはフェリチン鉄だけでなくヘム鉄・非ヘム鉄にも共通の注意点ですが、まれに鉄をエサにして増殖する菌がいます。
その代表例がカンジダで、抵抗力や免疫力が下がったときに症状が再発します。
そのため、カンジダの症状が出ている時は鉄サプリメントの服用を中止して治療に集中したほうが良いでしょう。
まとめ:サプリは選択肢が多いが、選ぶ時はポイントを抑えよう!
以上、おすすめの鉄サプリメント5選でした。
【DHC ヘム鉄:鉄10mg】
【小林製薬 ヘム鉄 葉酸 ビタミンB12:サポート成分豊富】
【UHAグミサプリ 鉄&葉酸:食べやすいグミ】
【フローラディクス:液体状サプリメント】
【フェリチン鉄サプリ:注目のフェリチン鉄】
フェリチン鉄サプリ鉄サプリは色んなものが出ていますが、それぞれに特徴があります。
自分似合いそうなものから試してみてくださいね。
他にも医薬品の鉄剤や漢方薬を紹介しているページもありますので、参考にどうぞ。
参考▶【貧血の市販薬】マスチゲンとファイチの違いと貧血症状セルフチェック
参考▶【貧血の漢方薬】当帰芍薬散、加味帰脾湯、人参栄養湯の使い分けと受診するべき貧血症状を紹介
鉄分の吸収を良くするための方法をまとめたページもあります。
参考▶【貧血対策】鉄の吸収率アップのために知っておきたいこと5選
もし今回の内容がいいなと思っていただけましたら、下のボタンをポチッとしてもらえたら嬉しいです。
ツイッターでも情報を発信していますので、もしよかったらフォローお願いします。
コメント