登録販売者の資格に興味を持ったはいいけど「何から始めたらいいのかわからない」と困っていませんか?
まず登録販売者になるには各都道府県が行う試験に合格する必要がありますが、試験前や試験後にも必要な手続きはいっぱい。
このページでは合格までの行程だけでなく、合格後もどのような行程を踏めばいいのか8行程に分けて時系列順にまとめます。
最後まで読めばスムーズに資格取得ができますよ。
それでは早速見ていきましょう。
行程1.受験場所を決める
1番最初にやってほしいことは受験場所を決めることです。
え、場所から??
と思った方もいるかも知れませんね。
実は登録販売者の資格試験は住所や居住地など関係なく受験会場所を決めることが可能です。
そしてなんと受験場所によって試験の難易度や合格率が変わるのです。
難易度が低いところを選んで受験したほうが合格率が上がるので絶対に抑えておくべきポイント。
難易度や合格率についてはこちらにページにまとめていますので参考にしてください。
行程2.勉強方法を決める
受験場所を決めたら次に勉強方法を決めます。
登録販売者の資格試験は過去問が何よりも大事と言われています。
過去問は受験場所によって変わるので、受験場所を決めてから過去問集を揃えるなどの教材や勉強方法を決める必要があるのです。
スタート地点で選ぶべき教材が変わるんだね。
こちらで紹介している勉強方法は3つ。
- 独学
- 通信講座
- 勤務先のサポート制度
人によっておすすめの方法は異なりますが、初心者さんや今年中に本気で資格を取りたい人には2番の通信講座をおすすめしています。
その理由は資格取得がお給料にダイレクトに影響してくるため。
早い段階で資格を持っているほどその後が有利になります。
それぞれのメリット・デメリットまとめつつ、詳しくまとめたページもありますので資格勉強に迷っている人は参考にしてみてください。
参考▶【働きながらでも大丈夫】登録販売者試験の勉強方法3選+体験インタビュー
行程3.学習を進める
学習方法を決めたら資格試験に向けて学習を進めましょう。
学習方法は「行程2.勉強方法を決める」でどの勉強方法を選んだかによります。
しかしまずは大前提の試験内容や合格基準を知っておきましょう。
ここから試験の攻略法が考えられるのできちんと確認してくださいね。
【登録販売者試験】出題範囲の内容、合格点や足切りの点数は??
そして学習を進める際のポイントもありますので簡単に紹介しますね。
☑1から順番にやろうとしない
☑ノートにまとめない
☑とにかく問題に触れる
☑わからないところはテキストで勉強
☑用語集を活用する
☑ひたすら繰り返す
今まで触れたことのないような内容の試験勉強のときは特に問題に触れることをおすすめします。
というのもテキストを読み進めていくと、なんだか全部重要なんじゃないかと思えてくるもの。
気付いたらテキストがアンダーラインやマーカーだらけ…。
だからといってノートにまとめようとすると、目的が勉強からキレイなノート作りに変わり、内容が頭に入らないまま時間だけは過ぎていく、最悪のパターン。
…すべて私の実体験です。
なのでまずは問題で重要な部分に当たりをつけていくのか手っ取り早いでしょう。
なんとなく全体像を掴んだらテキストで理解を深めたり、用語集などで要点を覚えていきます。
あとはそれをひたすら繰り返して知識を定着させましょう。
行程4.試験の申込み
試験の申し込みをするときはまずは「行程1.受験場所を決める」で決めた受験地のホームページをしっかりと確認しましょう。
流れとしては以下の通り。
申請書は試験日のおおよそ2ヶ月前から各都道府県のホームページや窓口で受付が始まります。
申請書の配布期間は2週間程度と短いですので必ず忘れないようにしましょう。
申込み方法を詳しくまとめたページもありますのでそちらもチェック。
登録販売者試験の申込み方法。必要なものは?期日に間に合わない場合は?
受験票は申請書に記入した住所宛に郵送されてくるので、試験日まで大切に保管しておきましょう。
行程5.登録販売者試験&自己採点
さてここまで来たらいよいよ試験本番です。
あとは試験に集中するのみ。
いままで学習した成果を発揮しましょう。
落ち着いて受験したら大丈夫!
試験が終わったら自己採点を行います。
試験の問題は持ち帰ることができるので必ず自分が選んだ選択肢をメモしておきましょう。
自己採点する際は「登録販売者試験自己採点システム」という学校法人医学アカデミーが提供してくれているサービスを使うと簡単に自己採点できるのでおすすめです。
自己採点はできたら早めに行うのがおすすめ。
万が一合格基準に達していない場合は、その段階で他の受験地の申込みが間に合うなら申し込むのもあり、来年の試験に向けてゆっくり作戦を練るもよし、次の手を考える時間を作れます。
もちろん合格に自信がある場合も、次の手続きの準備がありますので早めに自己採点をするに越したことはありません。
行程6.就職活動&販売従事登録
めでたく合格したら、資格を就職活動でアピールしましょう。
登録販売者は売り手市場です、アピールしない手はありません。
就職先としてドラッグストアをイメージする方も多いですが、他にも働ける場所はたくさんあります。
働く場所が決まったら勤務地のある自治体に「合格したよ、これからこの資格を使って働くよ」という報告をしなければなりません。
そのことを「販売従事登録」と言います。やり方は簡単2ステップ。
- 必要書類を揃える
- 申請する
必要書類は6点。
- 申込書
- 合格通知書
- 本籍の記載のある住民票記載事項証明書
- 使用関係を示す書類の写し又は雇用証明書
- 診断書(必要な方のみ)
- 登録手数料
これらの書類を揃えたら各都道府県の受付窓口に提出するか、郵送にて書面を送付して完了です。
各都道府県により必要書類や受付方法などが若干変わることがありますので、必ずご自身が登録する都道府県のホームページも確認しましょう。
行程7.実務経験
販売従事登録が済んだら、実務に入ります。
登録販売者は国が定める実務経験を積むと「店舗管理者」になることができます。
「店舗管理者」になるといよいよ一人でも医薬品を販売することができるようになるのですが、ちょっと基準がややこしい…。
そこで実務経験の詳細をまとめたページもありましたので詳しい話はこちらから。
参考▶実務経験なしでも登録販売者になれる?求人の有無や実務経験の積み方を解説!(資格hacksより)
行程8.外部研修
めでたく登録販売者として働くようになると「年間12時間以上の外部研修の受講」が義務付けられています。
外部研修は集合研修やeラーニングなどを組み合わせたカリキュラムが一般的です。
内容は以下の感じ。
医薬品に共通する特製と基本的な知識
人体の働きと医薬品
主な一般用医薬品とその作用
薬事に関する法規と制度
一般用医薬品の適正使用と安全対策
リスク区分等の変更があった医薬品
その他登録販売者として求められる理念、倫理、関連法規等
一般的に会社が指定した研修期間で受講することになりますので、会社からの指示に従って受講しましょう。
個人での受講を受け付けている研修期間もありますので、会社の研修に加えて受講しても構いません。
プラスα.自己学習
登録販売者試験に合格した人でも現場に出る際には「自分の知識だけでは不安だ」という声をよく耳にします。
試験合格は目標ではありますが、あくまで目標はお客様にあったお薬を提案できること。
その目標を達成するためには自己学習は必須であると考えています。
そんな時におすすめの勉強本のおすすめをまとめたページもありますので是非参考にしてみてくださいね。
【試験合格後】登録販売者が現場で役に立つおすすめの勉強本10選
まとめ
以上、登録販売者になるための全8行程+αでした。
この流れを頭にいれた状態で登録販売者を目指してもらえたら、つまずくことなくスムーズに進めることができますよ。
中でも試験合格に向けての行程1-3はしっかりと下調べして挑みましょう。
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